以前、ラジオ『SCHOOL OF LOCK!』にてRADWIMPSの11月23日にリリースされるニ
ューアルバム『人間開花』に収録される新曲“光”がオンエアされたときに僕はブログで以下のことを書いた。
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RADWIMPSの音楽の特徴は、そのドキュメンタリー性。
“25コ目の染色体”“ふたりごと”“有心論”“狭心症”“五月の蝿”などなど様々な形で彼らは音楽によるドキュメンタリー作品を生み出し続けてきて、それによって他のロックバンドとは違う独自の立ち位置を確立してきた。
アルバム『君の名は。』がいわゆる映画のサウンドトラックの意味合いを超えた形であれだけ多くの人に聴かれたのも、あのアルバムが、RADWIMPSが映画『君の名は。』と共に紡いだ時間のドキュメンタリーになっていたからである。
あまりにも正直で、まっすぐで、敏感で、執念深い彼らだからそういう音楽が作れるし、どう作ってもそういうノンフィクションでドキュメンタリーな音楽になってしまう特殊なロックバンドとも言えるだろう。
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11月19日発売CUTに表紙巻頭で掲載するこのインタビューは、そんな音楽でドキュメンタリーを綴ってきたRADWIMPSの完全ドキュメンタリー。
つまり究極のRADWIMPSインタビューだ。
特に4枚目のアルバム『おかずのごはん』リリース以降の長い混沌の季節の真相がここまで赤裸々に語られたのは初めてである。
しかも「これだけ絶望したんだからもう絶望の歌は歌いたくない、とにかく光に向かっていきたい」と思って彼らが作った最新アルバム『人間開花』が誕生した今、この記事を表紙巻頭で多くの人に読んでもらうことはもう義務だと思うんだ――“スパークル”の歌詞じゃないけれど、そんな思いを込めてこの記念碑的インタビューをお届けします。
表紙撮影、野田氏も僕も共に雨男でして、雨粒の見える写真となっており、次の取材のときこそ存分にロケをしましょうと約束しましたが(笑)、雨の日ならではのしっとりとした素敵なフォトセッションになっています。
是非、手に取って見てください!(古河)