黒羽麻璃央さんが発売中の『CUT』2月号に登場しています。夢に向かい動き出したいけれど、日々に追われがじがらめになる主人公を演じた映画『生きててごめんなさい』は、舞台の上で時に堂々と、時に華やかに舞う黒羽さんとはガラリと印象が変わり、痛々しささえ感じるほど。「(主人公の苦しみに)寄り添うしかなかった」と語る本作。インタビューの一部を抜粋してご紹介します。
頑張ってはいるけどうまくいかないっていうのは、世の中のリアルだと思います。フィクションの世界だと、頑張ってたら結果が出てうまくいくことも多いけど、この作品ではすべてがうまくいかない方向に行くので。監督もコメントされていたように、 ヒーローも出ないし、ロマンチックな大恋愛を繰り広げるカップルもいない作品ですけど、現代で戦ってる人たちは大体がこうだと思うんです。それを映し出してますよね
インタビュー後半では「自分の何を評価して仕事をくれるんだろうって、常日頃、不思議なんです」とふとこぼした黒羽さんの言葉から、ご自身の現在そして今後の俳優としてのキャリアについて、深くお話を伺えました。ぜひ誌面をチェックしてみてくださいね。ここまでがっつりリアルを描く作品は経験がなかったので、すごく勉強になりましたね。声のトーンも、普通に喋るような感じで芝居することもそうですし。たとえばドラマでも、フィクションだから面白おかしく表現するものも多くて。でも、誰かの人生を覗き見するようなお芝居の経験ができたのがよかったです。それに、やっぱりお芝居って、心が動かないとセリフを言っちゃダメだな、物語を進めちゃいけないんだなって思いました。気持ちのいい間でセリフを言いたくなるじゃないですか。そうではなくて、心が整ってる状態でぽろっと出たものを大事にしたいと思いましたね
撮り下ろしフォトでは物思いに耽るような表情をとらえた写真を掲載。
オフショットはごらんのお茶目な笑顔をいただきました!
みなさんの好きな黒羽さんはどの黒羽さん? ぜひコメントお待ちしています! (田中春香)
CUT2月号は現在以下にて購入可能です。