映画『国宝』吉沢亮さん表紙でお届けするCUT4月号、表紙画像解禁です!
今回の巻頭特集は、CUTが厳選したその年の注目映画を一挙に紹介する恒例企画「誰も観てない映画特集」。そのトップバッターとして、編集部としても「この作品に懸けた」一作が、監督・李相日×原作・吉田修一による映画『国宝』です。主演を務める吉沢亮さんの、まだどこにも出ていない新規ビジュアルをお借りして、どどんと表紙を作りました!
「誰も観てない映画」と銘打ってるだけあって、吉沢さんへのインタビュー時は、編集部はもちろん吉沢さんもまだ完成版を観ていない段階。それでもこの作品が日本映画史にとって、何より吉沢さんのフィルモグラフィーにとって重要な作品であるということがインタビューでの言葉からひしひしと伝わってきて、個人的にはそれだけで「この映画をトップにしてよかった」と思えました。吉沢さんのお芝居に一度でも惹きつけられた方はもちろん、映画好きにも絶対に刺さる作品になっているだろうと確信しています。CUTを読んで、6月の公開までぜひ期待して待っていてほしいです!
CUT4月号の「誰も観てない映画特集」では、『国宝』を筆頭に、国内外の期待作を計54本も紹介しています! 今年の映画ライフのお供としても、楽しんでいただきたい一冊です。
最後に、吉沢さん記事のリード文を先駆けて公開します。 CUTの発売は3月19日(水)。ぜひお楽しみに!
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特集タイトルの「誰も観てない映画」というのは「“まだ”誰も観てない映画」という意味で、出来栄えがどうなっているかはわからない、でも絶対面白いはず、という作品を毎年厳選して紹介している。2025年、この特集のトップバッターに据えたのは、映画『国宝』。『悪人』『怒り』の監督・李相日×原作・吉田修一による作品だと言えば映画ファンはチェックリストに入れる一作だろうし、今年の一番手としてまず申し分ないだろう。でも、当然「申し分ない」というだけでは表紙にまでしない。今年は『国宝』に懸けようと思ったのは、この作品には、人生を、魂を揺さぶられるような何かが蠢いている気がしたからだ。
その予感のひとつの要因になったのが、主演を務める吉沢亮の存在である。
物語はこうだ。任侠の一門に生まれた主人公・喜久雄が、父を亡くし、歌舞伎の名門一家に引き取られる。部屋子となった喜久雄と、一家の御曹司の俊介。対象的なふたりが歩む歌舞伎の道、出会いと別れ。芸を究めることで得るもの、失うもの、辿り着く場所とは──。
吉沢にとっては初めての李組、初めての歌舞伎。稽古を含めて1年半近くを要したというこの作品との対峙が生易しいものだったはずがなく、これまでも別作品の取材の場などで、ふとその過酷さを漏らすこともあった。大河ドラマ主演も務め、多くの経験を積んできた吉沢がそれほどまでに身命を賭している。そんな作品で何かが起こらないわけがないのだ。
「誰も観てない映画」である。編集部はもちろん、吉沢自身もまだ完成版を観ていない状態で、今回のインタビューは行われた。最終的にどんな出来栄えになっているかはまだ誰もわからない。でも吉沢の話す言葉からは、『国宝』が自身の俳優人生にとってかけがえのないものであることが痛いほどに伝わってきた。それだけで、観るに値する作品だと思った。
『国宝』。日本の映画史に、吉沢亮のフィルモグラフィーに深く名を刻むであろうこの作品に、いち早く注目してほしい。(安田季那子)
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CUT4月号のラインナップは以下の通りです。
特集:誰も観てない映画54本!
今年公開の映画から、CUT厳選の注目作品を一挙に紹介する恒例特集。邦画、洋画、アニメまで、インタビューと見どころ徹底解説コラムで2025年の最新情報をたっぷりお届け!『国宝』吉沢亮
監督・李相日×原作・吉田修一のタッグで送る映画『国宝』。主演を務める吉沢亮は、壮絶な人生を歩んだ歌舞伎役者にどう向き合ったのか?『かくかくしかじか』 大泉洋×東村アキコ
『花まんま』 鈴木亮平×有村架純
『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』 萩原利久
劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』 小山力也/高田裕司
安田顕 『今日のさんぽんた』
塩野瑛久 『魔物(마물)』
ROF-MAO 加賀美ハヤト×甲斐田晴
超特急 タカシ×シューヤ
龍宮城
高橋文哉 映画『少年と犬』
「MANKAI STAGE『A3!』ACT3! 2025」 永山たかし×鈴木裕樹×南圭介×新木宏典
崎山つばさ 『BUT・AND』
『ギヴン』センチミリメンタル
今月のバズマン。~BUZZ OF THE MONTH~ 第116回:一ノ瀬颯
菅田将暉と仲野太賀の『夢で逢えたら』
他
CUT4月号は現在以下にてご予約可能です。