ちょっと遅いけど、極私的Man Of The Year


去年末、『シャーロック・ホームズ』の試写を観てきました。ドラッグ問題から完全復帰したロバート・ダウニーJrが、頭脳明晰だけど結構なダメダメ人間、そしてなぜかめちゃくちゃ武術に長けているシャーロックを演じていて、これがとにかくハマリ役すぎる!! そして、よき理解者の相棒、ワトソン医師にはジュード・ロウ。このふたりの絶妙すぎるコンビ愛が、胸にじわじわ来るんですよね。男の友情ってやっぱり素敵。適度な距離感、だけどいざとなったらそばにいる。理想的なふたりです。

友情といえば、ロバート・ダウニーは去年、もうひとつさりげなく良作に出演してたんだった。5月に公開された『路上のソリスト』という作品で、統合失調症を患ったホームレスのチェロ奏者(ジェイミー・フォックス)との友情を描いた感動作。ここでは、親切心と余計なお世話の狭間で揺れ動くぶっきらぼうな男を、また超巧みに演じているんです。バディ・ムービーでは鉄板だなあ。惚れてまうやろー!

そんなわけで、超個人的な2009年のMAN OF THE YEAR(俳優部門)は、実は彼だったりするかもしれないなと思う今日この頃。『シャーロック・ホームズ』は3月公開なので、実質的には今年内じゃないけど……。ちなみにこの作品、1月19日発売のCUTで試写会プレゼントもやるので、ぜひご応募くださいませ!(小島)

(c) 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
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