CUT5月号に鈴木拡樹さんのインタビューを掲載しています! 今回伺ったのは鈴木さんとって7年ぶりの「劇団☆新感線」凱旋作である『紅鬼物語』について。久しぶりに感じている新感線の空気や、いのうえひでのりさんの演出、青木豪さんの脚本への印象、主演・柚香光さんとの共演の刺激など、稽古2週間時点(取材時)の肌感覚そのままにじっくりと語っていただきました。
そして、この7年間変わらず舞台役者として第一線を走り続けている鈴木さんが、今「劇団」に対して思うことについても。舞台人・鈴木拡樹の“今”に触れられるインタビューとなっています。以下一部を抜粋してご紹介。
──この7年という歳月について、鈴木さんご自身にはどういう変化がありましたか。
誌面にはインタビューだけでなく、撮り下ろし写真も掲載しています!僕にとっての7年前を振り返ると、シリーズ作品が多かったんです。この7年間でちゃんと完結まで持っていけた作品が多くなり、「こういう作品はこういう幸せな終わり方ができるんだ」というような、愛される作品のルールみたいなものが自分の中でわかってきたんですよね。
たとえば「座組の関係性が良い」とか、そういうのはちゃんとお客さんに伝染して、喜ばれる作品になる。であれば初演の時からそういう関係性──僕たち俳優部だけに限らず、作品に関わるすべてのセクションでちゃんと会話ができる関係性や、連携を築くべきなんだろうなって。そういう、パイプが一本繋がったようなカンパニーの作品ってとても強いんだな、というのが僕のこの7年間の学びなんです。
という中で、劇団☆新感線は45周年ですよね。45年間そういうものをしっかりと積み上げてきた、お客さんに愛されてきた劇団であるということが、最大のヒントになると思っています。これから先、僕がシリーズ作品を抱えていくかどうかはわからないですけど、もし任せていただける時が来るんだとしたら、この劇団☆新感線というカンパニーの空気感を参考にさせていただきたいと思っていますね
『紅鬼物語』と通ずるようなダークな世界観に佇む美麗ポートレート。劇団愛あふれるインタビュー全文とあわせて、是非お手元でご覧ください。(田畑早貴)
---
CUT5月号は現在以下にてご購入可能です。