本日、4年ぶりとなる新作『鍵泥棒のメソッド』の公開を秋に控える内田けんじ監督に取材してきた。
現在、撮り終え、ある程度まで編集された作品に音楽などをつける作業をしているとのことで、だから取材場所は東宝スタジオとなった。
普段、取材現場は会議室やホテルの部屋が多いだけに、ここに来ると自分が映画に加わる仕事をやっていることが実感できる。
ということで、集合時間より早く着いたんで、観光客気分でちょこちょこ写真を撮らせてもらった。
これとか……
これとか……
ちなみに一瞬、『六人の侍』に見えちゃうけど、久蔵(宮口精二)もちゃんといます。すんません、影に隠れてしまいました。
で、取材のほうだけど、いい感じです。ただ4年前、「2008年は彼らだ!」特集(表紙は松山ケンイチと蒼井優)でまだ未完成の『アフタースクール』についてインタビューしたときも同じことを思ったんだけど、内田監督ほど観る前に映画の話を聞くのが難しい監督はいないだろう。
これまでの内田作品をご覧になったことある方にはわかっていただけると思うけど、毎回、緻密に練り上げられた彼の脚本は「観てのお楽しみ」なサプライズが満載だし、そもそも作品そのものが、たとえばサスペンスだとかコメディだとか恋愛ものだとか、簡単にレッテルを貼れるようなものではないんで、非常に言葉で言い表しにくいのだ。
だけど監督自身は、めちゃくちゃ話が面白いんで、その内容にさえ触れなければ、かなり興味深い話を色々と語ってくれた。
とにかく『運命じゃない人』『アフタースクール』といった傑作に続く、監督の長編3作目が面白いことは間違いないだろう。
楽しみで仕方ない。(内田亮)
本日、内田けんじ監督を取材!
2012.01.13 19:33