渋谷陽一ブログの「タバコ600円に?」というのと、
昨日の新聞の一面とかの、そのタバコの増税案の
記事を見て、ふと思い出したこと。
10年くらい前、取材で海外出張へ行く機会がよくあったんだけど、
イギリスのクラブやライブハウスで(ってむこうはライブハウスも
「クラブ」なんだけど)、よくタバコをたかられた記憶がある。
まず、「日本人か?」ってきかれる。
「そうだ」って言うと、「じゃあタバコくれ」って手を出される。
「イギリスはタバコ高いからねえ。700円くらいだから。
日本ではタバコ安いから、たかってもいいだろうってみんな思ってるんだよね」
と、その時、レコード会社のスタッフが言っていた。
そういえば、プロディジーの取材で彼らの地元、エセックスの小さな
ホテルへ行った時、ロビーの自販機でウィンストンを買ったら、
16本くらいしか入っていなかった。
自販機の取り出し口のタバコをつかんだら、
ぐしゃってへしゃげて、「うわ、なんじゃこれ」とか驚いていたら、
そのスタッフに「ああ、田舎ではよくあるんだよねえ。イギリスの自販機でタバコ買って、
間違いなくちゃんと20本入ってるのは、ロンドンだけだよ」と教えられた。
ちなみに、イビサのクラブでは、「あれ持ってないか」「なんか持ってないか」と、
やたらきかれて、とても困りました。
彼の地のプッシャーは、つまりクラブなどでそういうものを売っている
職業の方は、東洋人が多かったらしいです。
9年前の話です。今はどうか知りません。
写真は、古川CのKOOL。今はこんなにけばけばしいパッケージになっているのか。
とてもタバコには見えません。
僕は禁煙してもう8年経つが、
正直、「もう全然喫いたくなくなった」ってことは、
まったくありません。
たぶん一生喫いたいままだと思う。