6月12日公開、北野武監督の新作「アウトレイジ」の、
完成披露試写会が今夜あり、行ってきました。
一応、仕事の一環です。私、SIGHTの「北野武連載インタビュー」の
ページ担当なので。

で。
おもしろい!!
おもしろすぎてびびった。

いろんな意味で、これまでの北野映画と違う。でも明らかに北野映画。
既に報じられているように、「全員がワル」のヤクザ映画。暴力だらけ、殺しだらけ。

ただし、大杉漣とか寺島進とかの、
北野映画の常連は、出ていない。
で、北村総一朗、三浦友和、椎名桔平、小日向文世、加瀬亮、杉本哲太、
塚本高史などなどの豪華キャストが出ている。

だから、この人たちの演技、普段から見慣れているはずなのに、
なんだかもう、どの人も、これまで見たことがないような
感じになっていて、そこにもびびりました。
これ、出た人全員、役者として、得してると思う。
誰もババ引いていない。

そしてバイオレンス・シーンでびびり、展開でびびり、
最後に終わり方で「ええっ、こう終わるの!?」と、いちばんびびる。

ああ、まだまだ書きたいけど、ネタバレしたくないのと、
6月公開の映画なのに今からあんまりわーわー言ってもあれなので、
そろそろやめます。
やめますが、とにかく、観たほうがいい。
自分がファンであるのをさっぴいても、そう断言できます。

北野武が本気でエンターテイメント映画を撮るとこんなにすごくなる。
ということが、よくわかります、観ると。