サカナクションのニューシングル


先週の金曜、ZEPP TOKYO「version21.1 third」ツアーファイナルで
聴いた(ライブレポはこちら http://ro69.jp/live/detail/47739 )、
そしてその時、「うわあ、こりゃあいい曲だなあ」と思った、
サカナクションのニューシングル「ルーキー」、今日ようやく、
ちゃんと音源で、聴きました。

3月16日リリース。
ルーキー/スローモーション/montage
の、3曲入り。

2曲目の淡々とした隙間だらけな感じも、3曲目のインストの、
もういかにも山口一郎がギター置いて踊りそうな感じも、とてもいいが、
なんせ1曲目「ルーキー」。


・なんでこんなフォーキーなメロディに、こんなやかましい
リズムあてがうのよ! というサウンド・プロダクト。
しかも今回、4つ打ちだけじゃなし。

・じっくりみっちりエレクトリック・ダンス・ミュージックを聴いてきたせいで、
どうしてもこうせずにはいられない、みたいな、アレンジのいろんな細部。

・「音楽への陶酔」に逃げない、というか逃げられない、というか、
それとはある種矛盾した、「どうしても考えずにはいられない人」の
それである、詞の世界。

・メロディ全般。特に、サビのものすごい高揚感と、ものすごい切なさ。


以上の各ポイントにおいて、これまでのサカナクションの得意技なんだけど、
ただ、何か、これまでとレベルが違う、そんな聴き心地の1曲です。
「レベルが違う」ってなんだ。えーと、そうですね、言うなれば、
その曲が両耳に入った時に、右脳と左脳に襲いかかってくるものが、
以前が「豪雨」だったとしたら、この曲は
「頭上で満タンのドラム缶ひっくり返した時」くらいになっている、というか。
そういうような感じです。つまり、やっぱりいいこれ!ということです。

詳しくはサカナクションの公式サイトを。
こちら。 http://sakanaction.jp/main.html