渋谷CLUB QUATTROで行われた、リズミックの2ndシングル『輝きだす』のリリースツアー『俺らに触れたら溶けちゃうぜツアー』。見事ソールドアウト!
期待を裏切らない、熱い夜にしてくれた。
リズミックはROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015、そしてこの前のCOUNTDOWN JAPAN15/16にも出て会場を盛り上げてくれたけど、いつも思うことがあった。フェスの光景として、前のほうがガンガン手を上げたり飛び跳ねたりしていて、後ろのほうの人はゆったり聴いている、というのはよくある風景なのだが、リズミックは後ろの人もしっかり手が上がっていたり、本気でコールアンドレスポンスに参加していたりしている。つまり、オーディエンスの温度感が、前も後ろも、会場全体で一緒なのだ。
今日のライヴを観て、その答えがわかった気がした。リズミックの歌が、本質的だからだ。踊りたい人は踊れて、叫びたい人は叫べるし、笑いたい人は笑えるけど、それがただ「楽しかった」だけで終わらない、本質的なものがつめ込まれた楽曲ばかりだからだ。それは内田が、あの4人が、「聴いてくれるあなたの心に届けたい」という素直で誠実な思いを抱えて、今日も楽器をかき鳴らし、飛び跳ね、歌いまくっているからだ。だから、前にいても後ろにいても、それに突き刺さる深さが一緒なんだと感じた。フェスの現場ではもちろん、ツアーではそれがよく見える。それくらい、とても濃密なライヴだった。
ちなみにリズミックからのちょっと遅めのお年玉は、4人の投げキッスでした(笑)。(林田)