チケットソールドアウトのO-EAST。
いつものように透明な紗幕に、リリックなどの文字や映像が映り、その後ろからウィスパーなラップを届けるDAOKO。
なんにもないぽっかりとした心から、「あなた」や「音楽」を確かなものとして強く求めるDAOKOの言葉は、とても切実に鳴っていた。
MCはほぼなし、サウンドは淡々としたエレクトロチューンが中心ではあるのだが、
そのリリックと時に絶妙に情感がこめられるラップによって、DAOKOの音楽はとてもエモーショナルに刺さる。
アンコールで、紗幕の前に出てきて、語り始めたDAOKO。
「自分に自信がなくて、自分の音楽だけが誇りで、それを聴いてくれる皆さんが誇りで……大好きです。ありがとうございます」と。
その後の“ゆめみてたのあたし”の途中では、思わず感極まっていた。
初めてのツアー、たくさんのお客さんを前に、DAOKOはその誇りを高めたと思う。
まだ18歳、今後がさらに楽しみになった。
写真はシングル『ShibuyaK/さみしいかみさま』の取材時に撮ったもの。
発売中のJAPAN2月号の付録、JAPAN'S NEXT CDに今日のライブでもやった“かけてあげる”が収録されてます。(小松)
DAOKO、初のツアーを体験した
2016.01.15 22:45