欅坂46の欅共和国2019、初日を観て思うこと

欅坂46の欅共和国2019、初日を観て思うこと
素晴らしいショウだった。これまでの欅共和国にも一貫してテーマがあったが、今年のテーマはさらに深く追求され、ひとつの世界観を作り出すことになる。
そして、この世界観は欅坂46らしくひとつの大きなメッセージへと向かっていくが、同時に圧倒的なエンターテイメントへと僕たちを導いていく。
伝えたいことを伝え、訴えたいことを訴え、そしてエンタメとして突き抜けていくやり方は欅坂46の表現として新しい実感を感じさせてくれるものだった。
見事だと思った。

ここまで大胆で迷いのない演出を貫くには、観客の誰も置いていかない、もっと言うなら誰も我に帰らせないような強力な求心力がライブ自体にないときついだろう。
欅坂46の楽曲、その徹底的に深掘りされた個人のメッセージにはそれだけの力があるとあらためて思う。
そして、喜怒哀楽の細かな段階を絶妙な表情とダンスで表現する、ひとつの集団としての力と魅力はやはり群を抜いたものがあるとも思う。
メンバーも増え、新しい緊張感が溢れ、でもだからこそピュアに躍動するエモーショナルなパフォーマンスによって、既発の楽曲にまた違う生き方が与えられたようだった。

平手の集中力、平手の際立ち方、その魅せ方もまた素晴らしいものだった。
彼女が真ん中に立つその瞬間、ステージには独自の重力が生まれる。
まさに、中心という概念が生まれる。
欅坂46をして無二のアイドルグループとさせてきたその稀有さ。
あの静かな表情の中にある、だれも触れられないような凛とした強さは、今日もただただ尊いものだった。
平手が集中していると、観ているこちらとの間に、どこか逃げられないような個と個の関係が生まれるような気がする。
明日も明後日もきっと素晴らしいショウを見せてくれるだろう。

個人的に次に欅坂46のライブを観れるのは、ロックインジャパンのステージになる。
どんなセットリストで、どんな表情とパフォーマンスを見せてくれるのか。
今からとても楽しみだ。(小栁大輔)
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