「J-POP×シューゲイザー」を掲げ、切なくも眩い楽曲を生み出し続けているクレナズムが、10月18日（水）に5枚目のミニアルバム『Whisper of the heart』をリリースした。
夏をテーマに制作された“夏日狂想（カジツキョウソウ)”、"ナツメクル”、“8 月31 日”が収録されていて、秋から冬に移り変わろうとしている今この作品を聴くと、あんなに暑くて長かった今年の夏も記憶とともに恋しい感情が込み上げてくる。
インタビューで「多くの人に聴いてほしいっていう思いは強くなってますね。ただ、今でもイントロが1分くらい欲しいという気持ちもあります（笑）」（しゅうた／Dr）とシューゲイザーバンドとしての願望もみせてくれたが、ライブではギターを轟音で掻き鳴らすような場面もあり、楽曲の世界観だけでなく純粋な音の強さで観客を圧倒するコントラストもクレナズムの魅力のひとつだと思う。
現在絶賛ツアー中なので、今作でクレナズムが気になった方はぜひライブに足を運んでみてほしい。さらなる魅力に触れて、その沼にはまるはず。（前田侑希）
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