3ギター+1ドラムという異色の構成は、ライブでの役割分担も難しくて個性がぶつかり合ってしまいそうだけど、それぞれの見せ場がありつつも見事に調和がとれていて、どの要素が欠けても成立しないパーカーズの音楽がそこにはあった。
そして、観客を過剰に煽るわけでもないのに、自然とたくさんの手が上がって、大きな手拍子が巻き起こる光景にも圧倒された。この会場にいる誰よりも4人が楽しんでいることが伝わるから、幸福な空気感がフロアに伝播して、自然と体が動いて参加型のライブになっていくのだ。
アンコールでは12月20日に2nd EP 『心の中なら何度も言えるのにな』のリリースと渋谷WWW公演も含む新たなワンマンツアーの開催も発表! パーカーズのハッピーな音楽が、ますますたくさんの人に鳴り響いていく予感がする。(有本早季)
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