Zepp DiverCityという自身最大規模のステージに立ったことも、単に大きい会場でライブができてすごい、ということではなく、より多くの人に会えることが嬉しいという気持ちで溢れていて、「おとなりさん(=berry meetのファン)」に向けて、本当にすぐ隣にいるかのように丁寧に温かい演奏を届けていた。
そして、アンコールでは7月8日にメジャーデビューすることを発表。berry meetを応援している若い世代は、アーティストが「メジャー」かどうかみたいなところはあまり気にしていないのでは?とも思ったが、ファンと距離近く活動を続けていたバンドだからこそ、メンバーの喜びが連鎖して会場は祝福ムードで満たされていた。
メジャーという新たな1歩を進むのも、たくさんの人に出会うための最善の選択だったからなのだろう。berry meetらしさを忘れないまま(たくさん会いに行くための全国ツアーも早速解禁された)、もっと羽ばたいていく3人のこれからが楽しみだ。(有本早季)
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