悔しさもバネにしていくカネヨリマサルのバンドマンとしての覚悟が込められた最新作『波打つ心を持ちながら』──作品同様に等身大かつ力強い言葉で今の想いを語ってくれました!

2023年3月号の「Look Up!」のコーナーでJAPANに初登場したカネヨリマサル。実はこのときは、ドラムのもりもとさながコロナの濃厚接触者になってしまい、撮影に参加することができなかったのですが、今回はようやく3人揃ってのフォトセッションを実施できました!

真冬の公園での撮影でしたが、この日は例年よりも暖かく日差しが心地よいロケ日和。マネージャー曰く、カネヨリマサルのロケでは雨が降ったことがないようで、おかげで最高の撮影になったのでぜひ誌面でチェックしてみてください!

今月リリースされたニューミニアルバム『波打つ心を持ちながら』は、メジャーデビューイヤーを全力で駆け抜けた今のカネヨリマサルの、バンドとしての決意が大きく打ち出された一枚です。インタビューでは、年末のCOUNTDOWN JAPANを始めとしてさまざまなフェスに出演したりしてバンド仲間と切磋琢磨を続ける中で、感じた悔しさや不安も素直に受け止めつつ、前向きに音楽とぶつかっていくことで完成した最新作に込めた想いを、等身大の言葉で力強く語ってくれました。

ちとせみな(Vo・G)自身がこだわって1曲目と最後の7曲目に選んで収録したと話していたのが“バンドマン”と“見えないくらいの高速で”。“バンドマン”は10年前にバンドを始めた頃から歌い続けてきたというバンドの変わらぬ意志が浮かび上がる大切な曲。“見えないくらいの高速で”は、ちとせがコロナにかかってライブ活動が思うようにできなかった時期に生まれた曲で、「この曲ができてスッキリした。悔しさも歌詞にしたら自分の愛せるものに変わって、すごく嬉しかった」と語っていたほど赤裸々な想いが綴られています。

《不確かなことも/確かなように言ってみせて》(“バンドマン”)──ロックバンドに対する明確な理想をずっと掲げていたからこそ、切ない恋愛を歌っても、自分の不甲斐なさを歌っても、転んでもタダでは起きない芯の強さに勇気をもらえるのがカネヨリマサルのかっこよさ。インタビューで語られた言葉もまさにそんなバンドのスタンスがダイレクトに伝わってくる内容で、作品に込められた想いをより深く感じ取ってもらえるはずです。そのうえで、1曲目の“バンドマン”から“見えないくらいの高速で”まで、全7曲通して聴いて、カネヨリマサルのバンドマンとしての覚悟を感じてください!(有本早季)

【JAPAN最新号】カネヨリマサル、青春の葛藤も切なさも包み隠さず描き切った『波打つ心を持ちながら』──10年間揺るがないバンドの核心に迫る
人間ってこんなにも忙しなく自分の心に左右されながら、でも頑張って生きている。それがかっこいいなと思うので、そのまま歌いたい メジャーデビューから丸1年。カネヨリマサルは一枚ずつ壁を打ち破ってきた。そして、これからも全速力で走り抜ける。みんなの涙も笑顔も背負いながら──。そんなことを痛…

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