1月22日にリリースされた3枚目のアルバムとなる今作『音の雨、言葉は傘、今から君と会う。』は、ジャケ買いならぬ「タイトル買い」したくなるほど小説のように美しい作品名だ。
今回のインタビューでいちばん印象に残っている彼の言葉である。暗い時代ってよく言われますけど、僕はむしろ『明るすぎる時代』だと思う。上の世代は希望や憧れに向かって真っ直ぐに突き進めたんだろうけど、今は情報過多すぎて、どこに向かえばいいのかわからない。
確かに今の時代はスマホ一台で莫大な量の情報を手に入れることができてとても便利な一方、多方面からいろんな意見が飛び交いすぎて、信じて進み始めていた道が果たして正解なのかわからなくなり自分を見失ってしまうことがある。
そんな情報社会な中映秀。は、「自分とは何か?」と自分自身と向き合い自己との対話を続け、この世の中で自分がどういう存在でいれるかを考えた。そして出した答えが「傘」だった。
世の中の大半は誰かの「光」になりたいと思うけれど、「傘」になりたいと言う彼の心は本当にあたたかくて優しさで溢れている。
そんな真面目で優しい映秀。らしく背中を押してくれる楽曲が沢山詰まっている今作についての想いを、現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』3月号のインタビューでしっかり語ってくれた。
「愛・優しさ・挑戦・遊び心」などいろんな要素が詰め込まれ、映秀。のいろんな顔を楽しむことができる今作を聴きながらインタビューを読んで、彼の世界にどっぷりハマってほしい。(伊五澤紗花)
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