brainchild'sアコースティック


菊地英昭のソロ・プロジェクトbrainchild'sのアコースティック・ライヴ@渋谷タワーレコードWith螢汰。
ダークで毒気があって、冷ややかだが温かなアコースティックギターのデュオがとにかく美しかった。“手の平”のスパニッシュ風ギターは華麗だったし、“cardioid”や“LOVE LETTER”ではエマの生ヴォーカルを堪能できた。6曲という短い時間だったが、brainchild'sの色んな面が垣間見れた。“The Cage”や“there”はアコースティックだと生々しさが増して静かな迫力があった。

それにしても、MCになった瞬間、いきなり場が和む。人間で一番汚れているのはどこでしょうと尋ねたり、カポタストからの連想でカポナータとカプレーゼを間違えたり、人間のエゴイスティックな姿を自戒をこめて語ったり。演奏とは逆の意味で菊地英昭の人柄が溢れていて面白かった。(井上)
ROCKIN'ON JAPAN 編集部日記の最新記事