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    余韻

    余韻

    まだ現実に戻れない。

    ツィッターやBBSには、
    まだ魂があの場に置いてきたまま、だとか、吉井×フジファブリックの“Four seasons”“JAM”の余韻から抜け出せないでいると、民生の「おネエさん!」の叫びに現実に引き戻される、だとか書き込まれていて、体験者の多くが同じ状態なんだなあ、とちょっとほっとする。

    昨日も書いたが、ジャムの非日常感は、通常のフェスを上回る、想像以上にとんでもないものだった。

    そんなステージを企画し、すごい魔法を見せてくれた参加ミュージシャンたちに、心から「ありがとう」と言いたい。
    と同時に、その達成感は他ならぬミュージシャン自身が誰よりも実感していたようだった。

    巨匠がロックキッズに戻ったり、違うミュージシャンが歌うことでその歌の素晴らしさを再発見したり、プレイヤビリティの新しい扉を開いたり。

    楽屋エリアでは、もし来年もやるとしたら何ができるのか、とか、もっと友達増やさなきゃ、といた妄想が飛びかっていた。
    この無邪気なイマジネーションを実現する場所を来年も作れるとといいなあ。

    一緒にセッションしたミュージシャン同士は、当然なから名残惜しく、離れがたい様子で、マネージャーに「もう、帰りますよ!」とせっつかれるまで語り合っていた。
    (井上)
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