裏切りの街

裏切りの街

JAPAN JAMが終わったが休んでいる暇はない。今週いっぱいでJAPAN JAM特集50ページを含む分厚いJAPANを仕上げなければ。とりあえず会社で、滞っていたいろいろをさばく。

しかし、夜はずっと楽しみにしていた舞台を観た。ポツドールの主宰で映画「ボーイズ・オン・ザ・ラン」の監督としても知られる三浦大輔の作・演出の「裏切りの街」。音楽は銀杏BOYZ。

これが本当に良かった。人間をそのまま描いていた。これは自分だと思える人たち同士が目の前で裏切ったり、喧嘩したり、セックスしていた。だから、観ていてたくさん傷ついたり、くすぐったくなったり、孤独になったり、頭の芯が熱くなったりした。演技に見えないというか役者に見えなかったし、目の前で実際に人間が動いて観せる意義を強く感じた。徹底して愛を描いていないのが清潔で美しくて人間が愛しくなった。爆音で流れる銀杏の「ピンクローター」は、この舞台そのもので心地好かった。来週、出演している松尾スズキさんと、峯田くんの対談を行う予定。JAPANな対談にできると思う。(古河)
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