kannivalism、圭にインタヴュー!

kannivalism、圭にインタヴュー!

ニューシングル『ユリカゴが揺れている』をリリースするkannivalism。
表題曲の作曲を手がけたギターの圭にインタヴューした。

“ユリカゴが揺れている”は一瞬穏やかに聞こえるけど、実はかなり挑戦的なシングル曲。
アレンジは、装飾を最低限にまでそぎ落とした極シンプルもの。
でもサウンドが弱くなっているかといえばそうではなく、メロディと歌が、かつてない強度で響いている。
全アルバム『helios』以来、ここ最近のシングルも、音を重層的に重ねて、ファンタジックで浮遊感のある美しいサウンドを構築してきた彼ら。
だけど、“ユリカゴが揺れている”はアプローチが間逆。
こんな丸裸の姿を見せてしまっていいのか?と思うほど、
なんだかkannivalismの「骨の髄」みたいな曲なのだ。

いわゆるヴィジュアル系シーンから出てきたバンドだけど、
今彼らはメンバーのキャラクターとかバンドの表面的なイメージを置き去りにして、ただまっすぐに「音楽」と同一化しようとしている。
純粋な表現欲求のままに音楽を奏でる、バンドの心境についてきいてきた。
そして、なぜ、圭は、kannivalismは、陽の裏側にある陰を、喜びと背中合わせの悲しみを常に見てしまうのか?
という、表現者としての業についても話してもらった。

ちなみにインタヴュー前にJAPANの最新号を渡すと、LUNA SEAの別冊付録を興味深そうに読み始める圭。
「ルーツですから」と言いながら本を手にする姿は、ロック少年そのものみたい。
こういうピュアな部分が、サウンドにも現れていて、多くの人に愛されているのだろうなと思った。(福島)
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