salyuによる新プロジェクト、salyu × salyuのツアー最終公演を観てきた。

隅々まで声が編集され、折り重ねられた『s(o)un(d)beams』の世界をどうやって再現するのかなと思っていたけど、すごい。
あのめくるめくようなハーモニーのシャワーとあたたかな多幸感が、強力なミュージシャンたちとアイディアで見事に表現されていた。
それでいて、コンセプトやテーマによりかかることなく、全体からsalyuという「人」がちゃんと伝わってくるのがいい。新しいsalyuでありながら、変わらないsalyuでもあった。

それにしても、salyuの歌声は、どんなことを歌っていても、あるいは具体的な言葉を伴っていなくとも、なんというのか、生きる歓びみたいなものに直結している感じがして好きだ。（小川）
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