9mmという生命体の体内でエネルギーの竜巻に呑み込まれるようなあの感覚は横浜アリーナでも変わらなかった。
ただし、それをあのスケールでまともにくらったときの衝撃力は誰も想像できていなかった。
前半早々に「Discommunication」「The Revolutionary」を連発してオーディエンスの口からは「熱すぎるー!」「飛ばすなあ!」と嬉しい悲鳴が飛び交っていたが、そこからアンコール含むラストまで何度も何度もピークポイントを持ってきて、さらに飛ばし熱を上げていった。
みんなの頭のネジがポンポン飛んでいくのが見えるようだった。また、客席を座らせての中盤のアコースティック・セットというのは、他のアーティストのライヴやコンサートではよく見る光景だが、9mmのそれは他とは一線を画すどころの騒ぎではない盛り上がりを見せた。新作「Movement」が完成すると同時に、4枚のフルアルバムトータルの絵として完成した9mmという巨大生物の全身像を目の当たりにした一夜。
目撃、そして体感した人は幸せだ。(古河)