ツアー中盤のZEPP TOKYO。
明るいノリもギャグや悪フザケもあったけれど、それ以上に胸の奥で固くこごっている何かを爆音で焼いて焼いて焼き尽くすようなライヴだった。
そしてそれはみんなが10-FEETに今、求めるものと完全に合致していることを爆発的なリアクションが証明していた。
そして最後は胸の中がスッカラカンになるくらい爽快。
結成から約15年の思い、そして3月の震災から現在までの思いを乗せて「誰かと一緒に幸せに手を伸ばすことは痛みを伴います。行こう!」というTAKUMAの言葉が明日に向かって蹴り上げた「風」が特に素晴らしかった。(古河)