the HIATUS、祝福のツアーファイナル!
2012.03.02 01:51
『A World Of Pandemonium』の世界観が立体的に生き生きと描き出されたZepp Tokyoの驚きとはまた違う、今、ここにいるみんなで世界を作り上げていく、まさに「ライブ」の本質そのもののようなダイナミックなライブだった。喉の不調はあったが、細美は今の自分を全身全霊で音に注ぎ込むんだという気合いがのっけからはんぱなく、それはいうまでもなくメンバー全員まったく同じで、曲が進むにつれてどんどん加速していった。
誰かが作った世界になんとなく生かされるのではなく、自分自身の世界を取り戻し、今をしっかり生きること。今日のライヴを観ていて最も強く感じたのはそのことだ。『A World Of Pandemonium』で描かれていた自由で美しい生命力も、まさにそういうことなのだと思う。「俺たちの時代だ」というMCの言葉もまた胸に響いた。
あの場にいた誰もがむちゃくちゃ元気になっただろう、本当に幸せなツアーファイナルだった。
写真は、昨日発売のJAPANインタヴュー記事より。
(井上)