昨年末、毎年恒例クリスマスライヴとCOUNTDOWN JAPAN12/13という2つのステージで、約1年ぶりに表舞台に登場したRIP SLYME。現在発売中の『bridge』74号にはリップの5人が語る超ロングインタヴューが掲載されてます! メンバー全員でのbridge登場は本当に久しぶり。
待望のアルバムリリース、そして本格的なツアー。2013年をアクティブに駆け抜けるだろうリップだけど、振り返って、2012年は各々のプロジェクトに費やされた1年だった。
PESとFUMIYAはソロアルバムをリリースし、ILMARIは自身がヴォーカルをとるThe Beatmossを結成。RYO-Zは5MC+1DJからなるパーティーユニット・アスタラビスタのメンバーとして、SUはDJとしてクラブを主戦場に活動を続けてきたのだが、そんな活動を経て、なぜ今このタイミングでリップは戻ってきたのか? 5人の中でどんな変化が起こったのか? 今回のインタヴューの中で、5人はその答えを包み隠さず語ってくれています。
全20ページに亙る特集記事を読んでもらえば、各々のプロジェクトが、実はリップとしての歩みを続けていく為に必要なプロセスであったということがわかるはず。
ばらばらに音楽を楽しんでいるように見えていても、実はそうじゃない。全員の中に、「リップのメンバーとしての自分」と改めて向き合おうという、シリアスな思いが生まれていた――そんなことが発言の端々から伝わってくる。個々の音楽活動を経験した今だからこそ語れるリップの凄さ。彼らの発する言葉の数々に、ひとりでも多くの人に触れてほしい。
……とここまで読むと、ただただシリアスなインタヴューだと思われるかもしれないが、ご安心あれ。久々のライヴがきつくてゼェゼェだった話。RYO-ZがSUの実家に(なぜかひとりで)泊まった話。The Beatmossの移動車をILMARIが福岡まで運転した話、などなど。秘蔵エピソードも交えつつ、いつものファニーであったかい、絶妙な5人の掛け合いも存分に楽しめます!!
最高にやんちゃ、でもめちゃくちゃシリアスで熱い。2013年のリップから目が離せない!! (塩澤)