サンボマスター@Zepp、やっぱりサンボは凄かった


昨日と今日、ツアーファイナルをZepp Tokyoで2日間やったサンボマスター。
まず断っておきますが、自分が観に行ったのは昨日です。
この3人の写真も、昨日の終演後です。
だから今日のファイナルがどうだったかはわかりません。でも、最高だったに決まってます。
そして、セットリストのこととかも少し書きたかったから、あと「重大発表!」が今晩あるって聞いてたから、今ブログを上げています。

昨日のライヴがどうだったかというと、僕の興味は『終わらないミラクルの予感アルバム』の楽曲をどうサンボのライヴのダイナミズムに組み込むかということだった。打ち込みのリズムトラックや、それこそダブステップまで取り込んだ楽曲のバラエティ感をどう料理するのか。ひょっとしたら、新曲だけ腰が引けた演出に見えちゃわないだろうか……?
はい……すいませんでした。全くの杞憂というか、僕はいつの間にかサンボの自由さとエネルギーの限界値を、勝手に頭のなかで決めてたんじゃないだろうか。サンボのライヴはいつ見ても最高だと毎回涙ぐんでライヴ観ておきながら、いつの間にか自分自身がサンボマスターとのコミュニケーションに予定調和を持ち込んでたんじゃないだろうか。

――ということを、僕は3人がカラオケ状態で歌いながらエグザイルダンスまで決めてしまった”孤独とランデブー”や、場内全てを爆裂な盛り上がりに持ち込んだ”恋人はサンタクロース”のカヴァーを観ながら大爆笑しつつ、同時に打ちのめされるように痛感しました。はい。
そして結局のところ、今日の「重大発表」はツアーの追加発表!だった。
そうすると、やっぱり演出はまだあんまり書いちゃいけないかもですが、”恋人はサンタクロース”は絶対やらないだろうからいいと思います。
そして、まだ観てない人は絶対今のサンボマスターを観ておくべきだと思う。

個人的には、サンボマスターの10周年は自分のロッキング・オンでの10年間と期を同じくしているので、入社したてで観に行った新宿ACBホールのイベントで、ギター盗まれてやけくそでライヴしてた彼らをなんだか思い出した。ライヴ観てるお客さんは自分を含めて5〜6人しかいなかったけど、3人の熱量は今と寸分も違いなかった。それがサンボマスターの凄さだと思う。
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