メジャー・デビュー作『透明なのか黒なのか』のインナー・クレジットを見ると、まずメンバー4人の名前があって、次にプロデューサーがあって、そして“魂のエンジニア”というクレジットがある。
“魂の”がついているのは、通り一遍ではない彼女達の音楽について、
そのアイデアに最も相応しい音像作りをゼロ・レベルから共同で作業してくれたことへの
感謝であり敬意であろうことは作品を聞けば分かる。
彼女達の旅はまだまだ始まったばかりですが、血の巡りの良すぎるコラボには
幸運な出会いとして将来的に語り伝えらそうな気運を今からひしひしと感じてしまって
先々、体験したことの無い音波で聴覚をもっともっと撹乱してくれるであろう予感に
一層興味が募るばかり。
同等に、メジャー1作目から単独プロデュ―サ―として陣頭指揮を執る
リーダ―でありギタリストであり全曲のコンポ―ザ―でもある
津野米咲の存在にも末恐ろしいものを感じております。