★全英チャートでクリスマス・ナンバー1をとるのは、
どんなアーティストにとっても「密かに抱いている夢(ええっ! あの人が?と思うような意外なアーティストでも1位を狙ってクリスマスレコードを出したりするのを見ても推測できると思いますが)」であり、
自分たちの1年間の活動がどれほどの成果をあげたのか?を測る格好のバロメーターでもあるわけですが、
今年もやってきました!「2023年のクリスマス・ナンバーワン」のオフィシャル発表。
(1)まずは「全英シングルチャート」から。
↓
https://www.officialcharts.com/charts/singles-chart/
今年のシングル部門のクリスマス・ナンバーワンは、なんとワム!の”Last Christmas”。
84年にオリジナルリリースされて以来、数十年以上「英国で最も売れたシングルの1つ」でありながら、
これまで1位をとったことがなかった(84年のリリース時はバンド・エイドの”Do They Know It's Christmas”に1位を奪われた)。
という曰くつきのこの曲、
「この時期だけは一人でいたくない。愛する人や家族と一緒に過ごしたい」という誰もが抱くクリスマス期のセンチメンタリティをもろに突くユニバーサルな題材、
普遍のエモーションをシンプルかつナイーヴに描いたこのラヴソングが、ポストパンデミックの英国民の心を今年改めて掴んだのが勝因かも。
(2)続いて「全英アルバムチャート」。
↓
https://www.officialcharts.com/charts/albums-chart/
今年のアルバム部門でクリスマス・ナンバーワンをかっ攫ったのは、
なあ~~んと、ザ・ローリング・ストーンズ(!)の最新作『ハックニー・ダイアモンズ』だった。
テイラー・スウィフトやマイケル・ブーブレ等の「無敵・家族向けアーティスト」達をさしおいて、
まさかストーンズの新作が1位を取るなんて!、、、(いやもちろん嬉しいんだけど、チャートを見た瞬間目をむいたのも事実)。
では日本の読者の皆さん、
今年もブログを読んでいただきありがとうございました。
2024年が皆さんにとっても最良の年でありますように。
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