豚インフルエンザの国内感染者が遂に666人(他にも504人が感染の疑いで検査中)に達したり、
ロンドンでは6/9(火)から地下鉄がまたもやストに突入し全面運休になったり(通常運行に戻るのは6/12(金)らしいけど、全てがアバウトな英国なので確実な保障はなし)、
ここ数週間はとても6月とは思えないほど寒く(最高気温15〜16度。夜は10度以下。しかも雨がよく降る、、、)の日々が続いたり、さんざんな夏になりそうな今年のイギリス。
そんなつい先日、
「今年のグラストンベリーは、過去20〜30年必ずこの時期に欧州全体を襲うモンスーン(!)に巻き込まれる可能性大」との某気象学者の予言まであった。
うげえ、、、最悪。
筆者もかつて何度も(というか、ほぼ毎年一人で)フェスに参戦したことがあるけど、
イギリスの夏フェスは雨が降ると、とにかく悲惨。
特にグラストンベリーのフェス・サイトなど巨大なすり鉢状の野っ原だから、雨が降ると客は丸三日ハエ捕り紙にくっついたハエみたいに泥の中であがくしかなくなる。
しかも少なすぎる簡易トイレはみんな初日で詰まってしまい、どしゃぶりの雨で中身が通路にあふれ出したり(汚い話ですいません)、なんて惨状もザラ。
とにかくフェス・サイトのどこもかしこもそんな状況なので、次のバンドを観る前にちょっと座って息抜きをすることもできない。
毎日12時間以上、雨合羽と長靴に身を包み立ちっぱなしでライヴ観戦×3日間、なんてフェス体験も数え切れないほどあった。
で、毎晩フェスが終了した後、何時間もかけて民宿まで歩いて帰るのがこれまた一苦労で。
どしゃ降りの雨の中でぎっくり腰になり、座り込んだことも、、、。
なんて苦労話は誰も聞きたくないと思うので、
今週末からいよいよ始まるUK夏フェス・シーズンの話へ。
★09年大型フェスの第一発目は、
70年のジミ・ヘンドリックスや、68年のティラノサウルス・レックス(ボランがエレクトリック編成になる前)etcの名演エピソードで有名なワイト島フェス。
フェスとしての歴史はグラストンベリーより古く、昔から「ヒッピー系アクト主体のフェス」として有名。
といっても、ここ数年は去年ピストルズやザ・ポリスがヘッドライナーを務めたりと、メンツのモダナイズを図っているようですが、
今週末6/12(金)〜6/14(日)にかけて、南部の港町ポーツマス沖に浮かぶワイト島で行われる。
ロンドン・チェアリング・クロス駅からポーツマスまで電車で約2時間。
そこからまたフェリーに乗って30〜40分。
そこからまたシャトル・バスでフェス・サイトへ、というルート。
この島自体は英中産階級の老夫婦達がリタイアする地域なので、村に入ればどこも小奇麗だけど。
今年の主な出演ライン・アップは以下の通り。
6/12(金)
The Prodigy
Basement Jaxx
Pendulum
The Ting Tings
Iglu & Hartly
Sneaky Sound System
その他
この日のBig Topテントでは、何とヒューマン・リーグやバナナラマ(!)まで。
今年は80年代組が大活躍だなぁ(笑)。
6/13(土)
Stereophonics
Razorlight(先月以来のライヴ復帰!?ジョニーさん、がんばれ!!!)
Maximo Park
White Lies
Paolo Nutini
The View
The Zombies(これって、、、もしかしてあのゾンビーズ?)
その他
この日のBig Topテントでは、あのウルトラヴォックス(また80年代組!)もマクフライやウィル・ヤングetcと共に出演。
6/14(日)
Neil Young
Pixies(この人達も再結成組)
Simple Minds(また80年代組だあ〜笑)
The Pigeon Detectives
Golden Looking Chain
その他
この日のBig Topテントは、The Charlatans, Killing Joke, The Horrors、他。
にしても、こうして出演メンツの名前だけ見てると、
今年が一体何年なのかわからなくなってきたのは筆者だけでしょうか?