そして、夕方。
6/24の本ブログでもご紹介した、
ボウイの息子=ダンカン・ジョーンズ氏による初の映画デビュー作『Moon』を鑑賞。
近未来の月面にある「新しいエネルギー資源」を採掘する会社の派遣員を主人公(米映画俳優サム・ロックウェル)にしたSFスリラーで、映画全編において登場する俳優は、わずか8人(!)。
(キャスト中、唯一の有名人=ケヴィン・スペイシーは「コンピューターの声」のみで登場)。
しかし制作費むちゃ安かったんじゃないですか?これ。
地味な映画です、はっきり言って。
暗く荒廃した月面シーンやレトロな宇宙船内部を背景に、全てのストーリーが展開される、不気味で「悲しい」人間物語。
同じSFものでも、ハリウッド作品のような派手な特撮やアクションやヒロイズムを売り物にした娯楽作品ではなく、観ていて考えさせられる映画。
クレバーでアイロニック。
ヤケ笑いすれすれの境目にある「閉所恐怖症っぽいノリ」とか、74年のジョン・カーペンター作『ダーク・スター』をふと思い出したり。
最後には大きな「ひねり展開」もあって、
これがまた効いてるんだけど、
、、、これ以上タネ明かしをするのはやめますね。
日本公開された暁にはぜひ♪
なかなか「観せる」作品なので。