リアムがジャパン・ベネフィット・ギグを企画するまでの道のり

リアムがジャパン・ベネフィット・ギグを企画するまでの道のり

既に世界中のメディアでも報道されているように、

★来る4月3日、@ロンドンのブリクストン・アカデミーにて、
リアム・ギャラガーが主催する「Japan Disaster Benefit Gig」が行われる。

このライヴにはビーディ・アイの他に、
リアムが率先して声をかけ、急遽集めたバンド仲間たち=ポール・ウェラーやプライマル・スクリーム、リチャード・アシュクロフト、ザ・コーラル、
そしてグレアム・コクソンetcが出演することになった。
(現時点ではデーモン・アルバーンも参加!?という噂もあり)。


あの「英ロック界一のワイルド・マン=リアム」が一体どうしたんだ!?
何故こんなにも急に人が変わってしまったんだ???

という声も一部のUKメディアでは上がっているが、

3月11日に起きた「東日本大震災」の知らせは、
オアシス時代から「大の日本びいき」だったリアムにとっても相当のショックだったようだ。

☆大震災の翌日3月12日には、早速英Pretty GreenのTwitterで、
「日本よ、俺達全員の思いが君達と共にある」とつぶやき、

☆その翌日3月13日に行われたパリ公演の前には、ビーディ・アイのメンバー全員が楽屋に集合、
日本の被災者達へ向けた「緊急メッセージ」を書き、
Beady Eye JapanのTwitter上で公開した(このメッセージ文は日本のオフィシャル・サイトを参照して下さい)。

さらに付け加えると、
同夜のパリ・ライヴ中でも、リアム自ら「日本国民に捧げる」とのMCと共に”キル・フォー・ア・ドリーム”を熱唱している。


☆さらにその3日後3月16日、イタリアのミラノで行われたライヴでも、
「この曲を日本に捧げる!」と叫び”キル・フォー・ア・ドリーム”を熱唱している動画もあり。

☆更にはこのミラノ公演(3月16日)の際のラジオ・インタヴューで、
リアム自らこう語っている。

「俺達は今、何らかのチャリティ・ギグを実現するための準備をしているところだ。
具体的な準備はもう始まってる。バンド連中には知り合いも多いしさ。
彼ら(日本の被災者達)をヘルプするために、多分何らかのチャリティ・ギグをやることになると思う」。

リアムとしても、今まさに新バンドを組んで初のツアーの真っ最中。
そんな超多忙であろう時期に、ここまで何度もツアー先から「励ましのメッセージ」を送り、
「日本」へ向けた特別ベネフィット・ギグまで実現させてくれるなんて、、、。


3月11日の「東日本大震災」の知らせは、
我々6万人の在英邦人達にとっても居ても立ってもいられない一日だった。
(同日はここUKでも日本との電話やメールが途絶え、
家族や親戚や友人の安否が確認できなかったというのもあり、大きな不安を煽った)。
在英邦人の中には被災者の家族や親戚・友人を持つ人だっているだろう、、、。
日本人の心が癒され、復興に至るまでの道のりは恐らく今後も長いかもしれない。

そんな中、
遠い異国のロックンローラー/リアム・ギャラガーがここまで必死で心を砕き、行動してくれたことには、
同じ日本人の1人として深い感謝の念を送りたい。
児島由紀子の「ロンドン通信」の最新記事
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