ノエルが「あの曲」をオアシスでボツにした理由

ノエルが「あの曲」をオアシスでボツにした理由

★今週のNMEのカバー・ストーリーは、数週間前催されたあの「ノエル・ギャラガー記者会見」の直後、
NMEの記者がノエルを捕まえ行ったもの(計10問ぐらいの短い会話なので20分程度の取材?)。

内容的には、記者会見でノエル自身が語ったことの補足的質問がほとんどなので目新しさはなかったのですが、
その中で個人的に興味深かったのが、ビーディ・アイのアルバム曲に対するノエルの答え。

この件に関しては、あの記者会見の席でもノエル自ら
「俺はビーディ・アイのアルバム曲の半分近くを知ってる、オアシスでは何年も前から存在していた曲ばかりだからな」と語っていた。


(1)NME:ビーディ・アイの公式デビュー・シングルになった”ザ・ローラー”について、
あなたは『ヒーザン・ケミストリー』の時点で既に「この曲のデモが存在する」と語っていましたよね?

「うん、あの曲の幾つかのヴァージョンの中には俺がドラムを叩いたものもあるんだ。
昔からずっとあの曲が気に入ってたからな。探せば何らかの形で俺が関わったヴァージョンが出てくるはずだよ。
”ザ・モーニング・サン(これもビーディ・アイのアルバム収録曲)”も5年ぐらい前からあった曲だし。
だから『ディファレント・ギア・スティル・スピーディング』に入ってる曲を俺は既にかなり知ってるんだよね」


(2)具体的にはアルバム中の何曲ぐらい?

「曲名を見ただけであれだ!って分るのを入れるとたぶん半分ぐらい、かな」


(3)”ザ・ローラー”に関してはあなたもオアシス時代から「これはNo.1シングルだ!」とベタ褒めしていたそうですが、
にもかかわらず、何故この曲や、他のビーディ・アイの曲群をオアシスのアルバムに収録しなかったんですか?

「実は”ミリオネア”もオアシスのラスト・アルバム(2008年の『ディグ・アウト・ユア・ソウル』)に収録しようか?
って案も出てたんだよ。
でもこの歌詞の”お前はお前自身を知らなきゃならない”っていうフレーズにどうも赤面しちゃって、、、。
おいおい、カンベンしてくれよ。ザ・シャーラタンズじゃねーんだから、ってことでボツにした。

”ザ・ローラー”については以前からこれは絶対オアシスのメガ・ヒットになる!と思ってたし、
俺としても気に入ってたんだけど、
オアシスではとうとうデモ・ヴァージョンの段階から発展しないままの曲だったんだよな」。


続きはまたRockin'on本誌か本ブログで~。
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