ホラーズ@DUO

ホラーズ@DUO

なんでサマソニの時には分からなかったんだろう。
ホラーズは凄まじいライヴ・バンドだった。

彼らがそもそもクラブスケールが似合うバンドだということもあるし、
オーディエンスに共犯関係を強いるような彼らの隠微なロックンロールは、
薄暗い密室の濃度をもってして最大限にその感染率が高まるということなのかもしれない。


それにしても、久々に観た。

ノイズの退廃、サイケの陶酔、そしてロックンロールの熱狂が渦巻く世界に耽溺し、
それを手に入れるためにはどんな犠牲や代償も喜んで払うような。
自分達の美学にここまで身を捧げきったバンドは最近滅多にお目にかかれない。

ホラーズはアート・ロックを気取ったスタイリッシュなバンドではない。
ましてやファッショナブルでもない。
そう見えるかもしれないあれは、彼らの決死の生きざま、そのものだ。
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