猛烈に期待している。
8月3日、RIJFのNICOのステージはきっと過去最高にいいライヴになる。
4人にインタヴューしてきた。
そこでそんな話をたくさんしたし、実際、今のNICOは過去最高にいい状態にいる。
この1年、4人は4人にとってのライヴの意味を変えてきた。
自分たちの多彩な球種を披露するショウとしての場から、お客さんの構えた場所へ渾身のストレートを投げ込むコミュニケーションの場へ。
ライヴを重ねるたびに日々変わっていく自分たちの手応えを、まるで一本の紐をたどるように追いかけていくことで、この新たな、とても大切な「意味」を獲得してきた。
その間に発表された"ローハイド"や"天地ガエシ"の開放感、楽しさ。
それらはすべて、4人がもがいて手に入れた手応えにおいて生まれた曲だったからこそ、驚くシンプルさと泣けるほどのエモーションが完全に同居していたのだと思う。
そして、今4人は究極の「肯定」を歌えるようになった。
それが8月にリリースされる"TOKYO Dreamer"だ。
光村が10代の頃に書いたこのセルフポートレートのような曲は、大げさに言うならば、今歌うために書かれた曲のように聴こえる。
そうとしか思えないくらい、「今」のNICOを歌った曲である。
素晴らしいポップソングだ。
4人は今、大きな円環を回り、バンドとしてのポテンシャルをついにフルに見せつつある。
インタヴューでは、遅いんだよこの野郎と何度も言ったが、光村は楽しそうに笑っていた。
RIJF、そして8月19日に控える「リベンジ」の武道館、この大きな舞台を見事に勝ちきり、NICOはいよいよ第二章をスタートさせるのだと思う。
自分たちの力で勝ち取ってほしい。本当に頑張ってほしい。
今回は取材時のソロオフショットも撮りましたんで、またアップします。
インタヴューは7月30日のJAPANに掲載します。よろしく!