これは来年1月に発売される片平里菜の2ndシングル『女の子は泣かない』のトレーラー。
いい曲です。
メロディが綺麗で声が綺麗でアレンジも心地よく、ゆえに優れた、ヒットの可能性を秘めたJ-POPである。
というふうに考えることもできる曲で、実際それがいちばん自然な解釈という感じもする。
ただ、近頃、女性シンガーソングライターのあり方が変わってきているような気もしている。
この曲を聴いてその思いがはっきりと強まった。
メロディを美しく聴かせる、というより、また別の観点で仕上げられているのではないか。
癖や匂いを削り、フラットにしていくのではなく、むしろ積極的に残していくことで、「パーソナル」の温度を上げ、コミュニケーションツールとしての歌により一層の強さを与えている、というか。
ぼくはそもそも片平里菜の作る曲には底知れないポテンシャルを感じていて、普段からよく聴いているのだが、実際、この曲を聴いて「シンガー」としての魅力に強烈に気付かされた。
いや何をいまさら、とお叱りを受けてしまうかもしれないが、「癖になる歌」というのはこういう歌のことを言うのではないだろうか。
最近まったく同じことをSHISHAMOの新譜を聴いていても思った。
にしてもいい曲。
早くこの曲のフルヴァージョンが聴きたいです。
”女の子は泣かない”
作詞:片平里菜 作曲:片平里菜