カート・コバーンが少年期に自分の部屋の壁に書いたこと

カート・コバーンが少年期に自分の部屋の壁に書いたこと

シアトルから南西に100マイルほどくだった郊外にある地、ワシントン州アバディーン。その地に建つ、カート・コバーンが少年期を過ごした実家が売りに出されているとBillboardが伝えている。

売値は40万ドルで、4つのベッドルームをもつこの家には、いまでもカートの家族の使った家具が残され、また、カート自身による落書きやドローイングも当時のままだそうだ。

ロッキング・オンがかつて翻訳出版したニルヴァーナの歴史本『病んだ魂』には、この家の様子や、起きた出来事が克明に綴られている。

カートの両親であるドンとウェンディは、カートが8歳のときに離婚している。カートは自分の寝室の壁に、レッド・ツェッペリンやアイアン・メイデンのロゴを書き写し、ドンとウェンディを風刺するようなイラストも書いていたそうだ。

そして、カートはそれらのロゴや絵とともに、こんな文章を書いていたそうである。「僕はパパが大嫌い。僕はママが大嫌い。パパはママが大嫌い。ママはパパが大嫌い。それがただ悲しい」

グランジというロック・ムーヴメントを考えるとき、いつも思い起こすのは、少年期のカートの書いた、その文章である。
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