坂本教授の「音楽の学校」が面白すぎる


4月3日土曜日からNHK教育テレビでスタートした『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』が予想以上に面白い。この番組は、坂本龍一が2008年からシリーズでリリースしている『commmonce :schola』をテレビ番組として起こし直しているもので、簡単に言ってしまうと、坂本教授による文字通りの「音楽の学校」なのである。(こちらもご参照を。http://ro69.jp/news/detail/31841

昨日、第2回目までが放映されたのだけど、中高生を生徒に実際に楽器を演奏しながら講義をしていくパート、識者(浅田彰とか)たちとのディスカッションするパート、そして自ら、あるいは演奏者によるライブ演奏のパートなど、なかなかに凝っていて、というか、贅沢。

現在は「バッハ」をテーマにしていて、なぜバッハが「音楽の父」と呼ばれるのか、みたいなことから、音楽そのものの持つ歴史性、それが持つ力学、尽きない面白さなどがあふれでてくる。

アカデミックな視点も当然あるのだけど、堅苦しいところはまったくない。というか、坂本龍一の存在そのものがアカデミックでありながら同時にコンテンポラリー・ミュージックの中心にも位置する、そのような特別性が、この講義の素晴らしさを担保していることもよくわかる。

たった2回観ただけですが、すでに百回くらい「へええー!面白―!」と感嘆の声をあげております。