坂本龍一、復帰第1作のレコーディング風景を公開

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坂本龍一が音楽を担当する映画『母と暮せば』の劇中音楽のレコーディング風景が公開された。

坂本龍一と同映画の監督を務める山田洋次は今回が初タッグとなり、坂本にとって、今作が復帰第1作となる。レコーディングは、今月14日に東京オペラシティコンサートホールにて、東京フィルハーモニー交響楽団の演奏で行われた。会場には山田監督も訪れ、作品や音楽へ込めた熱い思いを語った。また演奏後には奏者も「坂本さんの復帰第一弾のお仕事にご一緒できて、感無量でした。いつもより思いの籠った演奏ができたと思う」と語ったという。

今回のレコーディングの冒頭、坂本龍一、山田洋次は以下のコメントをオーケストラへ向けて寄せている。

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【坂本龍一 コメント】
よろしくお願いします。長い一日になると思います。みなさんと一緒にやるのは1年と4か月ぶりです。
さっきお話された山田監督と吉永小百合さんがお見えになって、この音楽を頼まれたのがちょうどツアー中でした。今の日本で、山田洋次さんと吉永小百合さんに何かを頼まれて断れる勇気のある人はいないと思います(笑)。もちろん断るつもりはなかったですけど。ご一緒できて光栄です。

【山田洋次 コメント】
映画監督の山田です。皆さんどうぞ宜しくお願いします。この映画は『母と暮せば』というタイトルです。
井上ひさしさんの「父と暮せば」という大変有名な戯曲を皆さんご存知だと思いますが、あれは広島の原爆でお父さんが死んで残された娘と亡霊になったお父さんとの会話という、面白くて不思議な、そして非常に深いドラマでしたけれども、その井上さんの原案をいただいて、『母と暮せば』を撮影をしたわけです。今度は、お母さんが長崎の原爆で生き残って、息子は原爆で死んでしまい、亡霊になってお母さんのところに現れるという物語です。もう撮影は終わりましたが、この映画の音楽はどうしても坂本龍一さんにお願いしたかった。吉永小百合さんと相談して、坂本さんにお願いして、こうして今日この日を迎えられたわけです。長崎、広島の原爆の犠牲者を含めて戦争の犠牲者への鎮魂の思いをこめて、そんな気持ちでどうぞみなさん演奏なさってください。どうぞよろしくお願いいたします。
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映画情報は以下の通り。

●映画情報
『母と暮せば』
2015年12月12日(土)全国ロードショー
監督:山田洋次
脚本:山田洋次・平松恵美子
出演:吉永小百合 / 二宮和也 / 黒木華 / 浅野忠信 / 加藤健一 / 広岡由里子 / 本田望結 / 小林稔侍 / 辻萬長 / 橋爪功
製作:『母と暮せば』製作委員会
制作・配給:松竹株式会社
(C)2015『母と暮せば』製作委員会
http://hahatokuraseba.jp/
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