未明に行われたプレミア・リーグの最終節。退場者を出して1名少ないながらも降格争いで必死なクイーンズパークにアディショナル・タイムまで2対1と押し込められ、1968年以来の優勝を前に崖っぷちに立たされていたマンチェスター・シティ。同時刻に戦っていた2位マンチェスター・ユナイテッドが勝利したという報に、マンCのホームに詰めかけた大観衆が地球の終わりのような表情でピッチを眺めていた(そのうちの一人にリアム・ギャラガーがいた)のだが、残り3分のところで同点弾、そして優勝を地の底から引き上げた奇跡の逆転弾となったときの歓喜のスタジアムの様子には、ここ極東でテレビ観戦していた宮嵜ものけぞるほどの興奮を味わわせていただきました。
そんなマンCのあまりにも劇的な優勝シーンを遠く南米はチリから観ていたのが、同じくこのチームを愛してやまない兄ノエル・ギャラガーだったわけで、サンチアゴのバーで地獄から天国までをジェットコースターのように経験したノエルは「赤ん坊のように泣いた」とBBCの取材に答えています。