現在発売中のロッキング・オン3月号では、オアシスのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「二度とライブをやらないと言ったことは嘘だ。俺たち、ちょっと休みが欲しいから嘘ついたんだよ。またやるのはわかってた」
●この1年、メディアの大狂乱の中で『ビィ・ヒア・ナウ』を作っていた訳ですが、どんな感じだったのでしょう?
「全然楽勝だよ。みんなスタジオまでは入ってこれないだろ? 車で追っかけてきて、俺たちの家の前でギャアギャア嫌がらせするしかない。だけど俺たち5人でスタジオに入ってしまえば、もう別世界だからさ。『さあ、仕事するぜ』ってね。簡単なもんさ。素晴らしいのが出来たよ、ほんと最高。前のアルバムよりもっと売れるな、なんたってすべて前を超えてるんだから——プレイもいい、ボーカルもいい、曲もいい。俺は去年より男前が上がってるしさ、何の問題もないだろ?」
●超特大ヒットとなった『モーニング・グローリー』に続く作品ということで、かなりのプレッシャーもあったのでは?
「ないね。なるようになるんだからさ。とにかく俺たちはスタジオ入って作る、そしたらみんながそれ聴いて、それぞれ受け止めるってだけだ。気に入るかもしれないし、気に入らないかもしれない。どっちだろうが俺は構いやしないね」
●全体を通して見て、今作はどのような位置にあるのでしょう?
「ファーストはとにかくガーっと勢いでやっただろ? セカンドでは俺たち考えたんだ、自分たちで何か作り出せないかやってみようじゃないかと。それがうまくいった。で、サード……これだぜ、って感じだね。俺としてはすごく気に入ってるんだ。全曲、どれ聴いてもグッと来るよ。大事なのはなんたってそこだろ」
●“ドゥ・ユー・ノウ・ワット・アイ・ミーン?”をファーストシングルに選んだのは、どういうところからですか。
「今度はちょっと暗めの歌をしょっぱなに持ってこようと思ったのさ。あの歌ちょっとシリアスな感じだろ? これまでの2作で硬めの歌っていうと、“スーパーソニック”くらいだ。あれはかなりディープな感じ。でもこれはもっと深いんだ。それ以外のは(哀れな声で)《さあ、乗ってこうぜ!》みたいな。それはそれでいいんだよ、でもこれは新たなスタートって感じじゃないか?」
●アビイ・ロード・スタジオでレコーディングを始めた理由は?
「あのスタジオでやってみたかったんだ、あそこを使える金もあるし、試してみたかったんだよ。俺たちの好きな人たちが、みんなあそこでレコーディングしてるから。それがさ、行ってみたら、くだらねえこと喋りまくる奴らがずらっと待ち構えてて、話でっち上げて吹いて回ろうとしてるし、バイオリンとか持ってる間抜けがたくさんいてさ、オーケストラが『黙れ』『静かにしろ』とか言ってくるし。それで俺たち『クソどもが! もうこんなとこ出て行こう』って思ってね。でもま、楽しいこともたくさんあったよ。夜遅くレコーディングが終わると、ザ・ビートルズをかけて、部屋を暗くして、彼らがレコーディングしたスタジオを歩き回る。するとヴァイブを感じるんだ」
(以下、本誌記事へ続く)
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