カンヌ映画祭で大絶賛中+ボロ泣きするという噂の映画+ライアン・ゴスリング監督作

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現在カンヌ映画祭が開催中。私はNYにおりますが(笑)。ツイートのTLを見ているだけで、何が盛り上がっているのか伝わってきます。

TL上だけでの判断なので、非常に低次元な情報源とも言えますが、現時点では今年のカンヌ映画祭あまり良い映画がなかったのではという感触。

1)"MOMMY"

その中でようやく今みんなが盛り上がっているのが、弱冠25歳の監督によるグザヴィエ・ドランの”MOMMY”です。笑えて、思いきり泣けて、オリジナリティ溢れる作品だと言うこと。現時点では、パルム・ドールを獲るのではとまで。

彼は19歳の時に『マイ・マザー』で監督デビュー。その作品はすでにカンヌ映画祭の監督週間で上映され、高い評価を得ています。観ていない方は是非この機会に。『マイ・マザー』の英語のタイトルは、”I KILL MY MOTHER”で、内容は、シングルマザーに育てられて、自分が理解されていないと思っている息子の話し。最新作はどうやらその続きとも言えるような内容で、今度は”MOMMY”とお母さんがタイトルなわけですから、そのお母さんの立場を理解してあげたというような内容らしいです。監督にとって思いきりパーソナルな題材であることが伝わってくるようです。

カンヌ映画祭は、25日までなので、これからまだどんな作品が出て来るか分かりませんが、現時点で一番注目されている作品です。

その他盛り上がっていたのは、

2) ”FOXCATCHER"

予告編こちら。
imdb.com/rg/s/1/title/tt1100089/?ref_=ext_shr_tw_vi#lb-vi3843665177

これは、『マネーボール』と『カポーティ』のベネット・ミラー監督による最新作で、すでに去年から素晴らしいという噂が立っていた作品。その期待に答える内容になっているよう。物語は、実話が元になっていて、あのデュポン財閥の富豪ジョン・デュポンが起こした殺人事件をテーマにしています。金メダルを獲ったレスリングチームを彼がコーチし、資金も出し、選手の面倒もみるのですが、挙げ句の果てにその選手と兄を殺してしまうというのです。というだけで十分不気味な話し。

そのデュポンを演じるスティーヴ・カレルが、これまでのコメディ俳優が見る影もない素晴らしい演技をしているということ。殺される選手と兄が、チャニング・テイタムとマーク・ラファロ。

『マネーボール』というよりは、『カポーティ』により近いトーンなのだと思います。当然アカデミー賞も狙っているはず!

またそれ以上に評判が高いのは、『ロゼッタ』、『息子のまなざし』、『少年と自転車』などカンヌ映画祭常連のダルデンヌ兄弟による最新作

3)"Two Days, One Night"

主演は、マリオン・コティヤール。すでに絶賛されている彼女の役は、自分が職を失わないために週末(2日1晩)駆け回る話しだそう。
フランス語ですが、こちらで予告編が見れるはず。カンヌ映画祭常連なだけに、”MOMMY”の強敵かもです。
http://blogs.indiewire.com/thompsononhollywood/two-days-one-night-trailer-dardennes-marion-cotillard

そして、最後は、我等がライアン・ゴスリングの初監督作

4)”LOST RIVER”

どうやらデヴィッド・リンチに思いきり影響されたというこの作品。既に賛否両論で、残念ながら否が多い状況です。予告編を見る限りでは、とにかく映像はめちゃくちゃカッコ良い。物語は不気味そう、というのは伝わってきます。しかし否が多くてライアン・ゴスリングが監督なら絶対観たいです。

こちら予告編。

以上、TLからのカンヌ映画祭報告でした!
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