『ワイルド・スピード』最新作で故ポール・ウォーカーへの追悼の仕方が泣ける

『ワイルド・スピード』最新作で故ポール・ウォーカーへの追悼の仕方が泣ける

『ワイルド・スピード スカイミッション』が日本でも4月17日に公開となる。

ご存知のように、カーアクションで大人気のこのシリーズ、第7弾となる今作は、主役のひとりだったポール・ウォーカーが撮影の半ばで、交通事故で亡くなってしまうという悲劇に見舞われた。

一体どうするのだろうと思っていたら、なんと撮影できなかった部分は、ポール・ウォーカーの弟や、 CGを使い、さらに、エンディングを変えて、ポール・ウォーカーの役柄を上手く追悼するようになっているのだ。それがもちろんポール・ウォーカー自身を追悼していて、演じてる人達の気持ちがマジで伝わってきて、思わず泣かずにいられない。

監督はエンディングを変えるという決断をしてくれたスタジオに感謝すると言っていたけど、本当にスタッフと関係者の、彼への愛が伝わってくるシーンで、しかも物語からもはずれていないので、よく書き直し、作り直しできたなあという作品だ。アメリカの批評家達も、派手なカーアクションが売りのこのシリーズにおける追悼の仕方の美しさを高く評価している。

予告編はこちら。

共演のヴィン・ディーゼルは、作品のプレミア上映後にいつもポール・ウォーカーと「これがこれまでで最高傑作かな?」「いや次回作が最高傑作だよ」というのが習慣になっていたけど、今回ばかりは、「これが最高傑作だ」と自分の中で語った、と言っていてそのコメントにもじーんときた。
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