Sufjan StevensがハロウィンのライヴでDrakeの“Hotline Bling”をカヴァー(笑)

Sufjan StevensがハロウィンのライヴでDrakeの“Hotline Bling”をカヴァー(笑)

スフィアン・スティーヴンスがハロウィンの日に、ニュージャージーのLoew's Jersey Theatreにてライヴを行った。なんと、そのアンコールでドレイクの“Hotline Bling”をカヴァーしたのでめちゃくちゃ笑った! 映像こちら。
http://www.deathandtaxesmag.com/269137/sufjan-stevens-hotline-bling/

“Hotline Bling”のカヴァーは、ジャスティン・ビーバーが、まさにHotlineを設定し、そこに電話するとカヴァー版が流れるというハロウィンの遊びをやったばかり。

Should I? Love to my bro @champagnepapi. Canadian boys really doing it. #PURPOSE 1 (213) 322-1113

Justin Bieberさん(@justinbieber)が投稿した写真 -

それを受けて速攻カヴァーしたという。

前座で登場したR&BシンガーのGallantと共演。高音の競い合いが見物だったほか、スフィアンのダンス・ムーヴがセクシーで最高だった(笑)。

私は最新作『Carrie & Lowell』のツアーを見るのはこれで3度目だが、最近発表された“Blue Bucket of Gold”のリミックス版に加え、“Carrie & Lowell”も、“Fourth of July”もアレンジの違うヴァージョンで演奏され、このままいくと、全曲アレンジ違いで発表できるのではと思ったほど。

私が最初にNYでこのツアーを見た時は、スフィアンの声が震えていたのが忘れられなかったのだが、この日は3回も歌詞を忘れていた。“Fourth of July”で違うアレンジで演奏していたからかもしれないと1度は思ったけど、同時に、ビョークが、アルバムの楽曲を歌うことは感情的に思いの他大変だった、と『ヴァルニキュラ』のツアーをキャンセルしたことを思い出した。もしかしたら、このアルバムを毎日演奏するのはキツいのかも?と。深読みの可能性大だけど。

この日はいつにも増して言葉数も少なく、しかし「ハロウィンの日に、死と喪失についてのライヴをやるというのは、これ以上ぴったりなこともないと思う。それをこうやってみんなと分ち合えて嬉しい」と語っていた。

改めてこのアルバムの世界観にどっぷりと浸かるような、あまりに美しく哀しいライヴだった。

つまり、誰にとっても家に帰る前に、このドレイクの“Hotline Bling”が必要だったのだ。そこで、大笑いして、なんとか外に向かうことができた。

この日のセットリストは以下の通り。
Redford
Death with Dignity
Should Have Known Better
Drawn to the Blood
Eugene
John My Beloved
The Only Thing
Fourth of July
No Shade in the Shadow of the Cross
Carrie & Lowell
All of Me Wants All of You
Vesuvius
I Want to Be Well
Blue Bucket of Gold

Encore
Futile Devices
For the Windows in Paradise, For the Fatherless in Ypsilanti
John Wanye Gacy, Jr.
Chicago (Acoustic Version)
Hotline Bling (Drake Cover)
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