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    サシャ・バロン・コーエン、リアム・ギャラガーに「目を突き刺す」と脅され最新作の役柄がリアム似に(笑)

    サシャ・バロン・コーエン、リアム・ギャラガーに「目を突き刺す」と脅され最新作の役柄がリアム似に(笑)

    イギリスのコメディアン・俳優のサシャ・バロン・コーエンが、最新作『Grimsby』のプロモーションで昨日トーク・ショー『コナン』に出演した。そこで最新作の役柄の見た目は、リアム・ギャラガーを元にしたと語っていた。そのきっかけとなった出来事を披露したのだが、それが面白すぎた。こちらが映像。
    http://teamcoco.com/video/sacha-baron-cohen-s-insane-liam-gallagher-story

    彼の語り口がさすがなので、ここで訳しても全然面白さが伝わらないんだけど、内容は以下の通り。

    2012年に、サシャはGQアワードを受賞してそのパーティに行くことになった。
    リアム・ギャラガーも来ることになっていたので、受賞スピーチでリアムについてギャグを言うと言ったら、奥さん(女優のアイラ・フィッシャー)が「リアムは暴力的だから止めたほうがいい」と言ったそう。

    そんなバカな、と思いつつ受賞式が始まる前に一応リアムに挨拶に行ったそう。
    「壇上であなたのことをジョークにしますけど、いいですか?」と。
    そしたらリアムが「もちろんだよ。全く問題ない」と答えた。

    サシャは、ステージに上がりスピーチをしたが、結局リアムについてのギャグを話す展開にはならなかった。
    しかし、リアムは自分のことを言ってくれなかったことに激怒(笑)。

    賞が終わってアフター・パーティに行ったらリアムがいて、隣にU2のボノがいたので、サシャはボノの隣に座ったそう。

    そしたらリアムが、まっすぐサシャの目を見ていきなり
    「お前、今生きている最も偉大なファッキンロックスターは誰だ?」と聞いた(笑)。
    サシャは、ボノが隣に座っているし、その隣にリアムがいるという状況だったので、誰と答えれば良いか分からず
    「スティーヴィー・ワンダーかな?」と答えた。

    そしたらリアムは「スティーヴィー・ワンダー? 単なる人気歌手だろう」と言って、
    もう1度「今生きている、最も偉大なファッキンロックスターは、誰なんだ?」と聞いた。
    それで、また隣にボノがいて、リアムがいる状況だったので、
    「うーんと分からないけど、ボノ?」と答えた。
    そしたら、リアムが
    「ちげーだろ。今生きている、最も偉大なロックスターは、誰なんだよ?」と言うから
    サシャは、「いや、本当にマジで誰なのか分かりません」と答えた。

    そしたら、リアムが、「ジョン・レノンだろう!」と答えたそう(笑)。

    さすがにサシャの友達が「ジョン・レノンって?……『今生きてる』って言ったじゃないですか?」と突っ込み。

    そこで、リアムが「ジョン・レノンは生きている!」と言っておもむろに立ち上がり、「俺がジョン・レノンだ!」と。
    しかし、言いながら後ろにバタンと倒れ、頭をテーブルにぶつけたそうだ(爆)。
    起き上がると、サシャの顔をまっすぐに見て、まるで「お前、今俺を引っ張っただろう」という顔をしたそう(笑)。

    それでサシャがやばいと思って、ボノに「もう僕は行った方がいいと思いますので、失礼します」と退散しようとしたら、ボノが「大丈夫。俺の隣に座っている限りは」と言ったそう。

    リアムがまた戻って来て「なんで俺のことギャグにしなかったんだよ」とサシャに詰め寄った。
    サシャが「えっ? 何ですか?」と言ったら
    リアムが「なんで、今日俺のことギャグにしなかったんだよ! 俺のことジョークにするって言ったじゃねーか」と。
    それでサシャが「えーっと、そういう展開にならなかったので」と答えると、
    リアムが「そういう展開にならなかったってどういうことだよ」と言った後に
    「お前のことぶっ刺してやる」と言ったそう(笑)。

    それでサシャが「えっ、何て?」と聞返したら「お前の目を、ぶっ刺してやる」と言ったそう(笑)。
    サシャは、「刺してやる」くらいの脅しだったら聞いたことあるけど、「目を刺す」というかなり具体的な脅しがあまりに面白いと思ったそう。

    リアムは続けて「そういう展開にならなかったってどういうことだよ?」と繰り返すので、
    「例えば、あなたにもセットリストがありますよね?」と言ったら
    「ファッキンセットリストなんてねーよ。俺はロックスターなんだから」と言われた。
    サシャが「それでは、僕のキャリアにおいては……」と返すと
    「キャリアだと?ファキンキャリアなんていうほどのものかよ?」と言われ
    「えっと、キャリアというほどのものではないですが、これまでやってきたパフォーマンスにおいて……」と説明し、まあとにかく、結局目を刺されることはなかったそう。
    だけど、この時のリアムとの対面があまりに強烈に印象に残ったために、今回の役柄をリアム似にしたのだそう(笑)。
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