カニエ・ウェストが今日ツイートしていた。
「もうCDでアルバムを発売するのは止めようと思っているんだ……ストリーミングのみにしようと思う」
「『イーザス』のパッケージは、CDの死を告げる開いたままの棺桶のようなものだった」I was thinking about not making CDs ever again... Only streaming
— KANYE WEST (@kanyewest) 2016年3月7日
「うーーーーんと、だから俺はもうCDは出さない」the Yeezus album packaging was an open casket to CDs r.i.p
— KANYE WEST (@kanyewest) 2016年3月7日
カニエのことなので意見が変わる可能性はあるものの、最新作『ザ・ライフ・オブ・パブロ』の発表の仕方を見るまでもなく、最近ではケンドリック・ラマーも突然『untitled unmastered』を現時点ではダウンロードのみで発売。さらに、リアーナも『アンチ』を先にストリーミングのみで視聴可にするなど、デジタル・ダウンロードか、ストリーミング独占という形は加速していた。uuuuuuum, so there it is... No more CDs from me
— KANYE WEST (@kanyewest) 2016年3月7日
2014年には初めて世界でデジタルでの売り上げがCDでの売り上げを抜いていたし、そういう方向にいくのは時間の問題か?
一方、ご存知のようにアナログ盤の売り上げは上がり続けている。また最近ではカセットテープ・ブームも起きている。なんと、2014年に1000万本も売れたらしいのだ。
http://www.hypebot.com/hypebot/2015/09/the-cassette-tapes-comeback.html
インディ・バンドのライブに行くと、カセットテープが並んでいるのをよく見るようになったが、今日エミネムですら、カセットテープで『ザ・スリム・シェイディLP』を発売すると発表。
「ソニーの黄色いスポーツ・ウォークマンの埃を払っておけよな。クローゼットのどこかにあるはずだから。『ザ・スリム・シェイディLP』をカセットで再発だ」と。
エミネムは、Tシャツとセットでカセットにサイン入り!というのも売り出していたが、それはすでに売り切れ。Dust off that Sony Sports yellow walkman. It's in your closet. #SSLP Cassette Re-issue: https://t.co/xV85DDXuJYhttps://t.co/sSPlzAHUk6
— Marshall Mathers (@Eminem) 2016年3月7日
http://www.eminem.com/news/available-now-slim-shady-lp-cassette-re-issue-1
個人的には、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のオープニングを観た瞬間に、シャレでもいいから誰かカセットテープのウォークマンを作ってくれたらいいのにと思っていたけど。今カセットテープを聴けるものを持ってる人なんているだろうか? カセットを買っているのは、もちろんアナログを買っている人達と同じで、カセット世代ではないミレニアル世代だ。ちなみに、去年のクリスマスに一番売れた音楽機器は、アナログ盤プレーヤーだったそう。