『ストレンジャー・シングス』の新スター、マヤ・ホークがミュージシャンとしてジェシー・ハリスと来日。一足先にNYライブを観た&撮影現場で取材した!

『ストレンジャー・シングス』の新スター、マヤ・ホークがミュージシャンとしてジェシー・ハリスと来日。一足先にNYライブを観た&撮影現場で取材した!

この夏、再び記録的なヒットとなった『ストレンジャー・シングス』シーズン3。今回新たなキャラ、ロビンとして出演したマヤ・ホーク。もう観た人は分かると思うけど、彼女のキャラ設定が、この80年代愛に溢れた作品を非常にモダンなものにするという重要な役割を果たしていた。

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何より、トイレでの告白シーンは、シーズンの中でも最も感動的な場面として記憶に残っているはずだ。この人気シリーズに、新風を吹き込み即人気を獲得してしまったマヤ・ホークが、なんとミュージシャンとして、作曲を担当したジェシー・ハリスと一緒に11月20、21日に来日する!


詳しい情報はこちら。
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/maya-hawke/

MVと音源はこちら。



実は記念すべきシングルが発表された日に、NYでライブをやったので観て来た。そこにも、ジェシー・ハリスがバンドメンバーとして来ていてびっくりした。彼女がその日言っていたのは、歌詞は自分が全部書いて、曲はジェシーが書いたということ。ジェシーを紹介する時「友達」と言っていたのも驚いた。

ジェシーと言えば、やはりノラ・ジョーンズの大ヒット曲“Don't Know Why”を書いた人物であることが真っ先に思い出されてしまう。ご存知のようにマヤのお父さんはイーサン・ホークだ。ジェシーは、イーサンが脚本、監督した『痛いほどきみが好きなのに』のサントラに曲を提供しているので、おそらくお父さんを通じて友達になったのだろう。


シングルのMVを見てもらえれば、彼女がシンガーとして強烈なボーカルを持っているタイプではないのは分かると思う。しかし、ライブで感じたのは、彼女なりの世界観をすでに持っていて、女優でもあることから表現者として目が離せないような、強烈な存在感があるということ。

曲について説明する時に、「成長する過程での混乱や、それをなんとか理解しようと頑張っていることについて」とか、「自分が最悪に思えた日について」など語っていて、21歳の混乱を髪の毛をかきむしりながら、または飛び跳ねながら歌っていたのがすごくかわいくて、好きにならずにいられなかった。

フォークが好きだということで、それが活かされたジェシーのシンプルで上質なサウンドの中で、彼女の訴えが伝わってくる曲になっている。もし機会が会ったら是非ライブを観てください。


実は、『ストレンジャー・シングス』シーズン3の撮影中に、あのモールに行って取材することができた。マヤについて一番驚いたのは、お父さんがイーサン・ホークで、お母さんがユマ・サーマンという両親がセレブの家庭に育ちながら、二世タレントにありがちな意固地で自意識過剰なところが全然なく、優しくてすごく良い子だったこと。お父さんとお母さんについてもどんどん話してくれた。

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彼女は学業が忙しくて(名門ジュリアードに通っていた)、普段はTVを見る時間はないそうなのだが、週末に家に帰ると家族が夢中になって観ていたのが『ストレンジャー・シングス』だったと。

「母と弟と妹と一緒に観たのが『ストレンジャー・シングス』だった。私もすぐに大好きになったけど、何より弟が夢中になっているのを見て幸せな気分になった。母も好きだったし、私も好きで、弟も好きで……世代を超えて楽しめるものなんだと分かった。年齢とか性格とか関係なく、みんなが夢中になって、家族がひとつになっていた。妹なんて、その頃10歳だったのに」。

だから、家族中が撮影見学に来たと言っていたのも微笑ましかった。

「弟も来たし、母も父もセットに来てくれた。とにかくクレイジーな気分……なんていうか、始めの頃は、このシリーズがどれほどのインパクトを持っているのか、完全には理解していなかったと思う。全世界でいろんな人たちが集まる機会や、語り合うネタになっているなんて。そのインパクトに徐々に気づいて驚いていったという感じだった。今思えば、あり得ないぐらい幸運なことだったと思う。だって参加する前に(同シリーズのインパクトの大きさに)気づいていたら、ものすごく怖くなっていたと思うから! だから、このすごさに気づく前に、参加表明しておいてよかったと思う」

さらに80年代に関してリサーチする時も両親に話を訊いたそう。

「映画ももちろんだけど、自分の親とか、親世代の人たちに訊いて勉強した。その世代の人たちに(80年代に)10代だった頃のことをたくさん訊いて回ったの。『当時は、本当にそんなことを言っていたの?』、『こういう状況だったら、本当にそうやって感じていたと思う?』ってね」

最後にロビンについてはこんな風に語っていた。

「ロビンは最初は、(ホーキンスで)何が起きているのかよくわかっていないけど、何か役立てることがあると思っている。彼女にとっては学ぶ時間がほかの人たちより短いけど、とても頭がよくて、好奇心が強く、オープンなキャラクターだから。みんなとの関係性のなかで教えられることも学ぶこともたくさんあるけど、力になることも多いと思う」

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もう多くの人達が『ストレンジャー・シングス』を観たと思うけど、まだ観てない方、もうそろそろやってくる年末年始にぜひどうぞ! 他のキャストもみんな、これだけの大人気シリーズでどんな子供に成長しているんだろうと心配だったけど、みんな良い子で、でもそれぞれに個性と意見があって、すごく感動した。監督が最初から本当に良い子達を選んだんだなあと分かった。

個人的に一番好きなキャラ、ダスティンを演じるゲイテン・マタラッツォが言っていて印象的だったのは、監督がシリーズが始まる前にそれぞれのキャストを呼んで、彼らに何が起きているのかを訊くと言っていたこと。それを交えて脚本を書くのだろう。成功の秘訣だなあと思った。
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