なんとビヨンセが突如新曲"Black Parade"を発表した。こちら。
各ストリーミングサイトでも聴ける。
この曲が発表された6月19日は、"JUNETEENTH"といって奴隷解放を記念し祝福する日だ。アメリカ中で今行なわれているプロテストもこの日はさらに増えて、私も行ったが、NYでも朝から夜まで数えきれないくらい行なわれていた。
この曲は、今2回くらい聴いた印象だと、正に自分達の祖先達と団結してパレードし、その歴史や文化へのプライドを高く掲げ、祝福する喜びに溢れたサウンドの"JUNETEENTH"のアンセム的な曲だ。その姿が浮かんでくるし、それがそのまま今アメリカ中で広がっているプロテストにも重なる。すでにプロテストはピースフルだが、それをさらにポジティブなバイブに変えてくれるようなエネルギーさえ持っているように思う。
自分の耳で聴き取った限りでは、自分のルーツに帰ると語っていて、「私達にはリズムがあり、私達にはプライドがあった。私達はキングを産み落とし、私達はトライブを産み落とす」と語っている。
「さあ私のパレードに続いて、ブラック・パレードに」と歌われると、思い切り付いて行きたくなるし、みんながこの未来に続くパレードに参加する光景が目に浮かぶ。
ビデオの下にクレジットが掲載されているが、歌詞でも作曲でもJAY-Zが参加している。
ちなみに、すでにextended versionも発表されている。
ビヨンセは新曲を発表する直前に、インスタで、"Black Parade"と投稿した。一瞬新曲かとビビったのだが、黒人経営の小企業を応援するという内容だった。彼女が応援する企業を書き出していたのだ。だから、新曲ではなかった、と思った矢先の発表だった。
そこにコメントしていたのが、「Juneteenth の週末おめでとう!困難な状況の最中でもみんなで喜びと祝福を分かち合いましょう。私達の美と強さと力を忘れないで。"Black Parade"は、あなたとあなたの声とあなたの喜びを祝福するものです」だった。つまり、それがそのままこの曲に込められたメッセージでもあると思うのだ。
そして「それが黒人の経営する小企業を助けるのです」と。つまり団結して助け合い前進しようと。