本屋の消えた街

本屋の消えた街

週末にアメリカを駆け抜けたとても悲しいニュース。テキサス州のLaredoという人口25万人もいる市からなんと本屋さんが1軒もなくなったのだそう。これはアメリカで本屋さんがない最も大きな市だそうで、さすがに大きなニュースになっていた。一番近い本屋さんまで、なんと150マイル(241キロ)。つまり東京駅にいたら浜松駅まで行かないと本が買えない……ありえない。


友達ならみんな知ってる私の口癖は、会社をクビになったら本屋さんのレジになりたい、だが、このままでいくとクビになった時、本屋さんがない可能性がでてきた。AMAZONの倉庫で働きたいのか考えておく必要がある…………いや、それはそれで楽しいかも……いや、KINDLEになっちゃったらAMAZONの倉庫もなくなる、困った(涙)。http://ro69.jp/blog/nakamura/30130


写真は去年出たレイモンド・カーヴァーの短編集”Carver Collected Stories"(The Library of America刊)。彼の担当編集者は、作品にかなり手を入れていたので、発表された短編がオリジナルと随分違う作品があるのだ。ここには、編集前/後の両方が収録されているので、ページを行ったり来たりしながら比べられるようになっている。古くさい装丁に惚れ惚れするこの本だが、NYタイムスで熱いレビューを書いていたのは、スティーブン・キングだった。CD屋さんに続き、本屋さんもなくなって、そしてNYタイムスもなくなったら…………http://ro69.jp/blog/nakamura/30129 MIAだって曲が書けなくなってしまう!(笑)。http://ro69.jp/blog/nakamura/29855
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