アメリカ東海岸で1884年以来初、M5以上の地震発生でビビる。
2011.08.24 07:09
M5.9と言ったら日本の皆さんからしたらむしろ日常だと思うので、笑われるかもですが、涙目になりました。
なんと、お昼すぎにNYで地震があったのです。震源地はヴァージニア州だったのですが、NYも揺れました。M5以上の地震があったのはなんと1884年以来とのこと。
コロンビア大学の先生がNY TIMESに語るには、震源地の地盤は、アパラチア山脈ができた時に形成された古い地層で、小さい地震は頻繁にある場所とのこと。だから、驚きはしない、と言っているのですが、これまで最高の地震はM4.8で、1875年にあった以来とのこと。そんなに前なら突然M5.9は驚くだろう、と言い返したくもなりますが……見ている時間軸が違うのかもです。
地震は、カナダのトロントまで感じたとのことで、かなり大きな範囲。震源地がワシントンDCにより近い場所だったので、ペンタゴンが一瞬避難になったそうです。また、NYも市庁舎も一旦避難することになったようです。
日本で地震が起きたことがまだアメリカ人の記憶にも新しく、ほとんどのメディアや一般人が、すぐに津波は?そして原発は?になっていました。
それで、原発は実は震源地のすぐ近くにあり、一旦停止したそうですが、ディーゼルで動きだしたとのこと。さらに、この地震で東海岸の原発10基が”異常事態発生”を感知したそうです。
この地震の何が怖いって、1884年以来きていないわけですから、アメリカ東海岸の建築が完全に地震はこないものと想定して作られていることです。新しいビルの建築現場を見ても、日本の建築家の友達に言わせると、日本が柱4本必要なところにNYは3本しかないと言っていました。
我が家のボロアパートなんて築100年以上で、壁はこの土を重ねただけみたいなブリック。大きな地震がきたら一発でぶっ壊れること間違いなしです。そして、マンハッタンにはそんなビルだらけだと思います。なので、東海岸に大きな地震が来たら原発の心配以前に、建物が簡単に崩壊するような気がします。今回のところは、天井から何かぱらぱら落ちてきて、額が少し傾いたくらいでしたが。
しかし、今改めて写真見たら、もう家の壁最初からほとんど壊れてるやん……酷い。